当協会では、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの委託を受けてルーラル地域での情報通信開発に係る研修を平成2年より数度の改定を加えながら継続的に実施してきております。平成25年度から3年間、新たなフェーズとして前フェーズの研修内容を改定し、「ルーラル地域における課題解決型ICTインフラの構築・設計」コースとして実施することになりました。
<本研修の経緯・目的>
平成24年度までの研修は、各国のルーラル地域と都市部の情報格差の是正に注目し、情報格差の是正のための情報通信ネットワークの開発方策について研修を行ってきました。平成25年度からのフェーズでは、情報格差のみならず、より広い意味におけるルーラル地域の課題を解決するために、地域の情報通信インフラをどのように開発すべきかとの観点で、研修員と議論しながら研修する内容に改定いたしました。
本研修の目的は、開発途上国のICTインフラ構築に携わる技術者や政策担当者を対象に、我が国が強みを有する防災、環境等のICT先進技術や政策を教授し、ICTによるルーラル地域の諸課題の解決策について議論するとともに、参加国が抱える課題を解決するために必要なICTインフラの構築・設計技能の向上を図るものです。
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平成26年度 研修の模様 |
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平成27年度 研修の模様 |