国際電気通信連合（ITU）では、2018年の「Measuring the Information Society Report」を公表し、ITUの評価に基づく各国のICT普及度についてランキングを知ることができます。

　ITUのICTの普及度の指標としては、IDI （ ICT　Development Index ） が使われていますが、ICT Access　（ ①１００ inhabitants当たりの固定電話普及率　②１００人当たりの移動電話普及率　③インターネット利用者の通信速度bit/s  ④PCの所有数　⑤インターネット加入数）、及びICT use （⑥個人のインターネット接続の比率　⑦１００人当たりブロードバンドの契約数　⑧１００人当たりの無線ブロードバンドの契約数）に対して、それぞれ４０％の重みをつけ、更に、ICT skills （⑨大人の情報リテラシー　⑩中等教育就学率　⑪大学及び専門教育就学率）に２０％を加えたものを指標としています。

　2017年のIDIの結果は、１位　アイスランド　2位　韓国　　3位　スイス　4位　韓国・・・・・・・・　日本は、１０位です。（注：次のIDIは2019年版のレポートに掲載される予定です。）

(注）このIDIの取扱いについては、ブカレストで開催されたITU全権委員会２０２２において、情報化をどのように測定するか決議１３１で議決された。ITUは、EGT(the Expert Group on ICT Household Indicators)/EGH(he Expert Group on Telecommunication/ICT Indicatorsを通じて、IDIの有効な構造と方法論の確立すべきことを決議した。ITU加盟国の有効なデータがあることを条件に、ランク付けなしでIDIを毎年公表認めることとなった。
　したがって、現在、2018以降のIDIデータは公開されていない。