Webexを使ってリモートで実施します。

月に再び宇宙飛行士を送り、月面に滞在して持続的な探査活動を行うことを目指す米国主導の計画である「アルテミス計画」等を踏まえ、今後、世界各国において、月探査をはじめとする月近傍での活動が大きく進展していくことが予想されます。しかしながら、月面上、月面上と月周回軌道（月の周りを周回する軌道であり、地球の周りを周回する月の軌道とは異なるもの）の間の通信において、利用可能な周波数帯は非常に限られており、今後の月近傍での活動の進展には対応しきれなくなる懸念がありました。このような状況を踏まえ、昨年11月20日～12月15日に開催された、2023年世界無線通信会議（WRC-23）において、次回の2027年世界無線通信会議（WRC-27）の新議題として、月通信のための周波数の新規分配に関する議題が採択されました。そこで、本講演では、本議題の採択の背景及び経緯、今後の技術検討への取組等について、ご紹介をさせていただきます。

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