第387回 ITU-R研究会(リモート開催)

主査:橋本 明

テーマ
テーマ①「6Gに向けたテラヘルツ波通信技術の動向」
テーマ②「テラヘルツ波帯の無線通信規則の改定と今後の展望」
講師
テーマ①講師:寳迫 巌 氏 国立研究開発法人 情報通信研究機構 テラヘルツ研究センター長
テーマ②講師:小川 博世 氏 国立研究開発法人 情報通信研究機構テラヘルツ研究センター 客員研究員
日時
2021年(令和3年)2月4日(木)        14:00~16:00
場所

リモート開催

概要

テーマ①「6Gに向けたテラヘルツ波通信技術の動向」
 オウル大学を始め世界の研究機関や通信キャリア会社等から6G に関する白書がWeb上で公開されており、2030年代の社会像とそこから導出される情報通信ネットワークの要件等が議論されています。これらの白書や議論では、テラヘルツ波の無線応用は6Gで想定される100 Gbit/sを超える高速無線を実現する手段として期待されています。このような動向は、WRC-19において275-450GHz間で合計137GHzの帯域が固定業務(FS)と陸上移動業務(LMS)用に特定されたことも大きな要因の1つです。
 本講演ではテラヘルツ無線のハードウェア開発に関し、現状を示すと共に今後の研究開発の方向性についても述べます。

テーマ②「テラヘルツ波帯の無線通信規則の改定と今後の展望」
 275 GHz以上の周波数帯利用に関しては、ITU-Rで主に受動業務に関する研究が行われていましたが、WRC-15において275-450GHzの周波数範囲内で陸上移動業務(LMS)と固定業務(FS)の各アプリケーション用に周波数を特定する目的でWRC-19議題1.15が成立しました。その結果、WRC-19において4つの周波数帯がLMS/FS応用に特定されました。
 本講演では、WRC-19以前の275 GHz 以上の周波数帯における無線通信規則の概要、WRC-19 議題1.15 の成立経緯とその後のITU-Rにおける取り組状況、WRC-19 での結論、並びに275GHz以上の周波数帯のBeyond 5G(6G)への利用可能性等に関して概説します。

<ご注意>
今回はリモート開催になりますので、下記の資料配布代はありません。また、システムの機能上、満席となった場合は締め切らせていただきますのでご理解のほどお願いいたします。

事前申込み
  1. ご参加にはご予約が必要となります。
  2. 満席になり次第締め切ります。
  3. お申込みいただいたE-mail宛てに『参加証』をお送りいたしますので、プリントアウトをして研究会当日にお持ちください。
  4. 参加にあたり、配布資料代500円(実費相当額)のご負担をお願いします。
    但し、日本ITU協会賛助会員の参加者は、賛助会員特典扱いとなりますので、配付資料代のご負担はありません。
  5. ご出席予約希望の方は、下記の登録フォームにご入力の上、お早めにお申し込みをお願い致します。
研究会のご参加予約フォーム
  • 下記事項に記入の上、「送信」ボタンをクリックしてください。
  • のある項目は必須項目ですので、必ず入力してください。
  • 項目の移動にリターンキーを使用しないで下さい。(リターンキーを入力すると、送信となります)
  • 受付が正常に終了しますと、受付完了のメール(参加証)をお送りいたします。ご確認ください。
  • E-Mailアドレスが間違っていると、受付完了メールが届きません。メールが届かない場合は、お手数ですが再度お申し込みになるか、kenkyukai(at)ituaj.jp (研究会担当)まで、お問合せください。
    注)迷惑メール対策のため、「@」を「(at)」と表示しております。送信の際には「(at)」を「@」に置き換えて下さい。
  • ご参加の方の個人情報については、研究会及び講演会等のご案内に使用させていただきます。
  • 有意義な研究会とするために参加希望者の所属、氏名を講師に提供させていただきます。

今回のITU-R研究会参加登録は、締め切らさせていただきました。
どうもありがとうございました。